私の誕生日が近くなると、ありがたい事に遠方に住む両親・親戚から毎年誕生日プレゼントが送られてきます。
自分が産まれた日を祝ってくれる人の存在というのはありがたい物で、貰ったものは喜んで受け取らないといけないわけですが、このありがた〜い誕生日プレゼントを開封する度に「私と言うのはどうでもいい存在なんだな」と思わされて死にたくなります。
大げさだなぁと思う人は最後まで文章を読んでいって欲しいです。
私の記憶が正しい限り、私の両親、親戚は私に誕生日プレゼントをちゃんとくれた事がありませんでした。
意外と知られてないかもしれませんが、誕生日プレゼントって「普段相手の事をどれだけ見てるか・考えているか・知っているか」が露骨に出ると思うんですよね。
私の周りの人は良くも悪くも「探り」をいれて何を贈るか考えるのが苦手な人が多いので、ストレートに「何が欲しい?」と聞いてきますが、これは苦手なりにちゃんと相手の事を考えてるからできるのだと思うんですよね。
私の両親・身内は何が酷いかというと、「この娘は何が好きなのか?」「最近何にハマっているのか?」等を一切考慮せず、自分が贈りたいものを贈るんですよね。
その自分が贈りたいものがまだ新品未開封とかなら救いがあったかもしれませんが、中には中古品とかが入っているわけです。
これにまだ気が付かない小学生とかだったら誤魔化しは効いたと思いますが、中学生にもなると薄々「これ私全然好きじゃないな」とか「これ中古品だよね?」とか思ってしまう訳です。
勿論、私も人の心を捨てては居ないのでその場では「嬉しい!ありがとう!」と言いますし、「人がわざわざ贈って貰ったものにケチをつけるなんて私は酷いヤツだ。」と自分を責めたりもしました。
でも流石に成人した当たりで、「あ、この人達は私の事なんかどうでもいいんだ。」と気がつくようになりました。
私の親は私の話を一切聞かない上に意見も聞き入れてくれなかったんですが、そういう「人の話を聞かない」「相手の意見を尊重しない」ところが誕生日プレゼントの選定の仕方に露骨に出ているんですよね。
風俗嬢にコンビニスイーツを差し入れする客と一緒で、相手がどんな人間かに興味はなくて、「何かをプレゼントした」という事実だけで自分に酔いたいだけの、言わば自慰行為なんですよね。
誰かセカンド◯トリートとかオ◯ハウスの雑貨コーナーにありそうな、埃を被った化粧品が欲しいと思うんですかね?
毎年こんなゴミを贈り続けられると私は何て思うかと言うと、「私はゴミの最終処分場か何か?」と思ってしまうんですよね。
誕生日プレゼントごときでメソメソ言うなよとか言われそうですが、これ毎年、しかも親だけではなく親戚からもやられて見てください。
気が滅入ります。
(この手の話をすると「家計が厳しかったのでは?」と言われそうですが、親は年収一千万以上稼いでいた上に、自分の趣味にはお金をかけていたので、余計ムカつきましたね。ちなみに何が欲しいとか伝えてもこの調子で、中古品何か嫌だと言おうもんなら殴られるので言えませんでした。)
だって自分の周りの友達は、その子が好きな化粧品をプレゼントして貰えたり、好きなゲームを貰ったり、趣味の本を買って貰ったり、焼き肉に連れて行って貰えたり。
それぞれ「子供の事を考えた」誕生日を周りの大人が設定してるのに、私だけゴミみたいなものを大量に渡されて、あろうことかその日の主役が気を遣ってひきつり笑いを浮かべて「ありがとう」と言わされてるんですよ?
これで自己肯定感高い女に成長したら逆に怖いまであると思いますけどね。
さてここまでボロカス言われるプレゼントは何かと言うと、
使いかけの化粧水、サイズ違いの服、既に開封した香水、何年か使った謎のハンカチ、賞味期限が切れた食料品etc
中身が微妙に違うだけで、毎回中身はこんなもんです。
メルカリにすら出せない物を送ってきて、「ありがとうは?」と強要される方の身にもなって欲しいです。
毎年こんなのが届くのも鬱なので、今年は一切の連絡を無視して「あんな奴に誕生日プレゼントなんかやらん!」と勝手にキレてくれるのを待ってましたがそれでも送りつけてきたので大概ですね。
ちなみに災害時に被災地に「賞味期限切れの食べ物」「季節外れの服」を送る人がいますが、多分うちの両親・親戚みたいな人達がやってるんだろうなと思います。
お前の自己満足に他人を巻き込むなよな、ボケが。
これが私が「私を無価値だと思う理由」です。いや、「無価値だと思わされた」理由です。
皆さん、周りの人の誕生日は「ちゃんと」お祝いしましょうね。